管理栄養士の転職回数。5年で3回以上。多い?企業はどう思う?

管理栄養士の烏丸さゆりです。
このコンテンツでは下記の方に向けてお届けします。
- 転職回数が多いと感じ転職するのにマイナスになるのでは?と感じている人
対象者の方は続きをお読みください。
栄養士が転職するのは、仕事の内容や待遇等自分なりに様々な理由があるでしょう。
数年で複数回転職している場合もあるでしょう。
この「回数」をー
- 企業採用者側がどうとらえているか
- どのような印象を受けるか
- 転職の足かせとなるのか?
ー気になるところだと思います。
転職回数が多い中でうまく転職活動をするべきか、どんな職場を目指すべきかといったことの参考にしてみてください。
ここではー
ーこれらを解説します。
管理栄養士、栄養士として転職回数が多いと企業はどう感じる?
採用担当者は基本的に書類選考の際ー
- 転職回数
- 年齢
- 学歴
などの事前情報のみで 先入観を持たない ようにしています。
しかしながら、若い栄養士が数年の間に複数回転職をしている場合、企業側が感じることはー
- 「前職同様で長続きしないのではないか?」
- 「精神的に弱いところがあるのかもしれない」
- 「協調性がなく人間関係がうまくいかない」
- 「考えが甘いのではないか?」
といったように正直あまりいい印象を持たれないことも少なくありません。
勿論職務経歴書などに、転職の理由や過去の業績、スキル等によっては転職回数が多いことが逆に強みになる場合もあります。
転職回数が多いと有利になる?
では転職回数が多い人は、 どんな職場も向いていないのか、マイナス要因ばかりかと言えばそういうことばかりでもありません。
例をいくつか挙げてみましょう。
例1
給食委託会社を複数社転職しているケース
様々な給食委託会社のー
- 給食管
- 計数管理
- 委託契約
- 配置施設のルールやマニュアル
といったことのノウハウを熟知している可能性があることから、むしろ直営の栄養士の募集では、 「雇用して損はない」「委託管理を任せられる」 という印象を持たれるでしょう。
例2
研究職、食品メーカーを複数社転職しているケース
給食会社のケースと同じで、様々な会社の衛生管理マニュアル、特性、研究方法のノウハウを持っている栄養士なら他社の長所をうまく生かして自社製品に活用できると期待されます。
例3
病院、福祉施設、保育園など多職域で複数回転職しているケース
病院、福祉施設、保育園など様々なライフステージの栄養管理ができる=オールマイティであることを示し、 総合病院などに転職したい際や同一法人で様々な施設を持っているところでの募集では強みにできます。
まとめポイント!!
一度職に就いたら、なるべく長く同一職場で勤めることが良いように思われがちですが、実際は様々な事情で難しいこともあると思います。
むしろ
転職で好転するケース
も多々あります。
しかしながら、次のことを考えた場合、何の脈絡もない転職の仕方や考えなしで転職するのではステップアップ、スキルアップどころか
レベルダウン、心証悪化になることもあります。
退職、転職の際は
広い視野で先を見越してアクションを起こす
ことが大切です。
また、転職回数が思いの外多くなってしまった場合もそれを利点、強みにして次に繋げられるようにしていきましょう。