管理栄養士、栄養士の定年。いつまで働ける?実際のこと教えて

管理栄養士の烏丸さゆりです。
このコンテンツでは下記の方に向けてお届けします。
- いつまで働けるのかを疑問に思っている管理栄養士、栄養士さん
対象者の方は続きをお読みください。
定年まで働けるのか?実際は?
- 「専門職はいつまでも重用され、長く働ける」
- 「長く働けば働くほど価値が高まる」
昔からよく言われていますが、実際 栄養士、管理栄養士の「息」は長い と思われます。
勿論職域にもよるでしょう。
営業職などで、かなり広いエリアを担当しなくてはならない場合、結婚、出産を期に続け辛くなる職場もあるようです。
早番遅番などイレギュラーな勤務体制の職場も同様です。
しかしながら、厨房業務に従事しない事務職中心の職場や、公務員など土日祝日が公休の職場であれば肉体的にも続けやすいです。
また 歳を重ねることで幅広いライフステージの患者に対応しやすく なることも長く続けやすい要因であろうと思われます。
定年後でも働ける職場はあるのか?
超高齢化社会に於いて、雇用環境も変化し、平成25年4月~改正高年齢者雇用安定法が施行され希望すれば65歳まで働けるよう企業側は義務づけられました。
定年後も同じ職場で働きたいと考えているのであれば 「定年後再雇用制度」 を利用します。
同じ職場で働かず転職を考える場合はー
- 当人の経歴
- 在職中の業績
- 知名度
- 都道府県の栄養士会への在籍の有無
- 地域活動への貢献度
ーにもよるでしょう。
定年後で働くのはどれくらいの給料なのか?
ただし、賃金は低下する場合が大半です。
嘱託職員、パート職員といった形での再雇用になるケースもあります。
その場合は当然在職中の業績や職位にもよりますが、同額は出ないと考えましょう。
また、例え在籍中課長クラスだった栄養士も、 同等の職位での継続というケースはあまり多くありません。
管理栄養士、栄養士定年後はどんな仕事が多いのか?
仕事内容は職場にもよるでしょう。
例えば、厨房業務が誰よりも早くこなせる栄養士だったとすると、退職後も当然厨房での要員としてカウントされるため、よほど 体力的、知力的に難しいと判断されない限り同じ仕事が継続 していくことでしょう。
元々栄養指導など患者に関わる業務に従事していた場合、新規の患者は受け持たないにしても昔から関わっている患者は引き続き関与していくことになるケースも多いです。
徐々に引き継いでいく形になるでしょう。
営業など対外的な業務はなくなるケースが多いようですが、知名度の高い栄養士であれば打合せ業務などには職場の「顔」として出席することもあります。
一般的に多いのは指導、相談業務などでしょう。
まとめポイント!!
どちらにしても、退職後に栄養士、管理栄養士として働くには、在籍中の働き、活躍、活動によります。
過去にどんな仕事を栄養士として行っていたか、貢献してきたか
によっては引く手あまたの栄養士も沢山存在します。
また、退職後も若手を
指導できる人材、若いスタッフが頼れる存在であることは継続雇用
の際にもポイントになってくるでしょう。
若いスタッフがいつまでも気を遣い、萎縮してしまうような栄養士である場合や、逆にいつまでも甘えて伸びないような状況になると判断されればあまり好条件での継続雇用や、再就職は難しいこともあります。
日々を栄養士としてしっかり勤め(努め)、定年退職後も必要とされるような存在になれるよう日々精進しましょう。
定年まで働ける求人を探したい人は栄養士・管理栄養士求人転職プロにご登録ください。