管理栄養士、栄養士の派遣。メリットデメリット正社員までの道

管理栄養士の烏丸さゆりです。
- 派遣で働いた事がないが興味がある管理栄養士、栄養士さん
こんな風に感じていませんか?
- 「派遣って実際どうなの?」
- 「正社員になりたいけど派遣からなれるの?」
対象者の方は続きをお読みください。
ここではー
ーこれらを解説します。
管理栄養士、栄養士の派遣。給与や仕事内容、残業のこと
栄養士として正社員で働きたいという思いはあるけれど、募集がなくてなかなか内定をもらえず、とりあえず繋ぎ的に派遣で働こうか・・・そんな風に考えている栄養士もいると思います。
派遣の栄養士の求人は実は意外と少ないです。
【給与】
時給では1200~1500円程度、総支給額としては22~26万円程度(額面)と、「派遣」のイメージと異なり、比較的恵まれていると言えるでしょう。
【仕事内容】
派遣先により異なります。
老人保健福祉施設で厨房業務メインのこともあれば、500床規模の病院で献立作成から栄養指導まで・・・といったところもありますし、特定保健指導を担当するケースもあります。
様々な経験ができるのは派遣社員の魅力と言えます。
【残業】
基本的にあまり多くはありません。
せいぜい1~3時間程度です。
残業してまでこなさないといけない内容の仕事を派遣栄養士に任されるケースは少ないからです。
派遣栄養士のメリット・デメリット
メリット!!
メリット1
一度就職すると、正社員の場合退職するまで同じところで働き続けないといけないのが、派遣の場合は派遣先を選べることや、どうしても合わない職場は会社に相談して派遣先を変えてもらえることもあります。
メリット2
通常正社員の募集のない職域、職場で働ける可能性がある。
求人倍率が高く、正社員としての採用は殆ど難しい職場でも、派遣会社であれば働けることがある。
メリット3
正社員の場合、休日出勤や残業が多いこともあるが、派遣の場合それらが皆無に近い。
デメリット!!
デメリット1
正社員で雇用されると丁寧に説明、教育してもらえるような内容が、例え 新卒でも、派遣栄養士は「即戦力」と考えられ、細やかな説明なく使われる。
デメリット2
契約終了と共に職を失う可能性もある。
メリット3
- 時として通勤手当がつかないことがある。
- 退職金が出ない。
- 賞与が出ないところが多い。
- 響きが悪い。
- 不安定な職に就いているというイメージから、社会的信頼が低い。

派遣から正社員にはなれる?なれる人となれない人の違い
派遣から実際に正社員雇用される場合はあると思いますが、雇用側が正社員雇用に踏み切らない人と正社員として雇用される人にはいくつかの「差」があります。
それはまず、 「前向きさ」「やる気」 です。
- 「どうせ派遣だから」
- 「責任がかからないのが派遣のいいところ」
こんな気持ちで日々の業務を遂行している人 は、はた目にも伝わるものです。
こんな無責任で気楽な働き方をしているのでは、雇用者側は正社員として高いお金を払ってまで雇用したいとは決して思いません。
「所詮派遣社員」なりの扱いをされるのは当然です。
そして、 「派遣先の社員としっかりコミュニケーションを取ること」 は必須条件とも言えます。
職場によっては派遣会社員同士で集まり、正社員と対立しているような職場もあるようですが、なるべくその壁を越えて正社員の人達ともコミュニケーションを取るようにしましょう。
いざ正社員を募集しようということになった際、 コミュニケーションが取れていて仕事ぶりが評価できる人材であれば、優先的に正社員採用を検討してもらえるでしょう。
まとめポイント!!
派遣社員から正社員へ採用してもらえる人とそうでない人の違いは「ポジティブさ」「+αの仕事」「信頼関係やコミュニケーション」なのです。