公開日:2015年12月14日

栄養ケア・マネジメントにおけるモニタリング

目次

はじめに

病院では入院患者に、施設であれば入所者の全員を対象に、栄養スクリーニング、栄養アセスメントをおこない、低栄養状態を判定します。

その結果をもとに、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士や言語聴覚士、管理栄養士など他職種協働で栄養ケア計画を作成し、計画に沿ってモニタリングしながら栄養ケアを進め、必要に応じて計画を変更していきます。

栄養状態が改善し、栄養ケアが不要になれば一旦中止とするか、さらなる栄養改善が望める場合には栄養ケアを継続します。これが一連の流れであり、栄養ケア・マネジメントといいます。

その流れを解説しますね。

≪栄養スクリーニング≫

リスク判定をおこない、関連職種より情報を収集します。

≪栄養アセスメント≫

リスク別におこないます。低リスク者は状態の変化に注意し、中・高リスク者は身体計測を実施し、体脂肪・筋肉量を推測します。また、日々の食事摂取量から必要栄養量充足率を算出します。体脂肪・筋肉量の推測は以下の項目から算定します。

  • 身長
  • 体重
  • 上腕周囲長
  • 上腕筋周囲長
  • 上腕三頭筋皮下脂肪厚
  • 上腕筋面積
  • 下肢周囲長

≪栄養ケアプラン≫

  • 栄養補給
  • 栄養教育
  • 多領域からの栄養ケア

アセスメントの結果より、解決する課題を検討します、長期目標、短期目標を設定し、栄養ケア計画の原案を作成します。他職種とのカンファレンスにおいて、計画の原案を報告し、検討します。栄養ケア計画が完成すれば、医師への報告・確認、関わる職種への周知をし、利用者・家族への説明をおこない、同意を得ます。

≪実施≫

計画の実施を記録し、問題点のチェック、計画修正の必要性を検討する。

≪モニタリング≫
≪栄養スクリーニング≫

リスク別に時期が異なるため、対象者を把握しモニタリングをおこないます。その結果は、記録して保管します。

≪評価≫

3か月ごとに総合的な評価をおこない、計画を見直します。総合的評価として、今後の改善事項・計画修正の有無を検討します。

モニタリングとは。

モニタリングの期間は、 低リスク者は3か月ごと、中リスク者は1か月ごと、高リスク者は2週間ごとに実施し、経過を記録します。

利用者の状態によって、より頻繁にモニタリングをおこない、栄養ケア計画の再検討をおこなう場合もあります。モニタリング結果は栄養ケアモニタリングに記録し、ケア計画のサービス提供記録を栄養ケア提供経過記録に記録します。

様式例・記入例

栄養ケアモニタリング

栄養ケアモニタリング

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