公開日:2016年9月9日

1型糖尿病用 パンフレットの作り方個別栄養指導

目次

始めにー1型糖尿病用個別栄養指導パンフレットの作り方。

個別栄養指導パンフレットの作り方~2型糖尿病用~同じ。

パンフレット作成の流れ。

個別栄養指導パンフレットの作り方~2型糖尿病用~同じ。

食事療法の項目。

①~⑩個別栄養指導パンフレットの作り方~2型糖尿病用~同じ。

⑪低血糖。

1型糖尿病は内因性インスリン分泌が枯渇しており、インスリン依存状態であり、生命の維持にインスリン注射が不可欠となります。

インスリンの絶対的欠乏により起きる重篤な代謝障害であり、意識障害が現れやすいことも特徴としています。2型と比較し、血糖値の変動幅も大きくなりがちであり、より重症低血糖を起こす可能性がある為、低血糖時の対応についてフローチャートを示すようにしましょう。

また、低血糖をおこしやすい状態も挙げておきます。

⑫シックデイ。

シックデイの定義についてと、対応の原則(シックデイルール)を箇条書きにして挙げておきます。

インスリン治療中は食事が摂れなくても自己判断でインスリン注射を中断してはいけないことも必ず明示しておきます。

⑬カーボカウント法。

カーボカウント法とは。

炭水化物の中の食物繊維を除いた糖質が食後血糖値への影響が大きいので、食事中の糖質量を計算して血糖のコントロールを図る食事療法をカーボカウント法と言います。

食事の糖質量を一定にすることを「基礎カーボカウント」と言い、食事で摂取する糖質量に応じてインスリンの量を調整することを「応用カーボカウント」と言います。

糖質さえ調整すればいいということではなく、血糖変動幅が大きくなりやすい糖質の量をカウントし、インスリンを調整することで健常者に近い血糖コントロールを図ることの重要性を伝え指導が大切をします。

また、低炭水化物ダイエットと混同しないような指導が必要です。糖質量の調整で血糖値が実際に改善されているというエビデンス(根拠)の元に、アメリカでは1型糖尿病患者のみならず2型糖尿病にも有用として用いられている食事療法の一つです。日本でも用いられています(一部の病院)。

カーボカウントの適応患者。

1型糖尿病。

インスリン依存型2型糖尿病。

慢性膵炎に続発した糖尿病。

妊娠糖尿病。

適切な食事療法を行っても血糖変動が大きく安定しない2型糖尿病。

糖尿病食品交換表に準拠した食事療法を遵守しても食後高血糖の改善が難しい2型糖尿病。

カーボカウントの指導の流れ。

基礎カーボカウント法。

1カーボ=炭水化物10gについてのルールを説明します。

糖尿病食品交換表の参考資料から一般的な食材の炭水化物量を抜粋した表を作成しておくと分かりやすいです。

応用カーボカウント法。

インスリン/カーボ比(1カーボに必要な超速効型インスリン量)、糖質g\インスリン比(超速効型インスリンに対応する糖質g量)、インスリン効果値(超速効型インスリン1単位で下がる血糖値)についての説明を行います。計算の仕方の例を挙げておくと分かりやすいでしょう。

インスリン量の指導。

①②で計算し、食前血糖と、これから食べる食事量のカーボ量から目標血糖値まで補正するためのインスリン必要量の計算方法を指導します。

インスリン効果値、インスリン/カーボ比の調整。

インスリン効果値とは超速効型インスリン1単位で下がる血糖値のことをいいます。インスリン/カーボ比とは1カーボ(炭水化物10g)に必要な超速効型インスリン量のことをいいます。

例えばインスリン効果値=50ということは超速効型インスリン1単位で3時間後位に血糖値が50下がるということです。現在の血糖値が250㎎/dlだったとして血糖値を100㎎/dlまで下げたいとき、250-100=150、150÷50=3 つまり超速効型インスリン3単位で3時間後に血糖値が100㎎/dlになるということです。

インスリン/カーボ比=2ということは、炭水化物10gで超速効型インスリンが2単位必要です。炭水化物50g食べる場合は5カーボ×2=10で超速効型インスリンは10単位必要ということです。

それを踏まえて打つインスリン量を決定します。

従ってインスリンの働きに影響を与える要因について挙げておく必要があります。インスリンの効きにくい時間帯についてと、その逆についても表にしておくと良いでしょう。そのうえでインスリン効果値やインスリン/カーボ比を調整することを説明します。

そのうえでインスリン効果値やインスリン/カーボ比を調整することを説明します。

食事療法の支援、継続ポイント。

個別栄養指導パンフレットの作り方~2型糖尿病用~同じ。

参考文献
メディカルレビュー社
「日本糖尿病療養指導士認定機構編 糖尿病療養指導ガイドブック」
日本糖尿病学会編「糖尿病治療ガイド」
日本糖尿病協会・文光堂「糖尿病食事療法のための食品交換表」

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