大手大学病院で働いた栄養士の本音

このコンテンツでは下記の方が対象です。

  • 大手大学病院で働こうと考えている方

対象者の方は続きをお読みください。

目次

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はじめに

23区内にあり、全国的に名の知れた有名な病院です。

栄養科所属の職員だけで50人近くいて、私が在籍していた頃は直営でした(現在もたぶん直営だと思います)。

分院も3つ持っているような大きな大学病院で、分院にもそれぞれ30~50人くらいの栄養科所属の職員がいるとの話でした。

そこで学生時代にパートとして働きました。

辛かった事

この大学病院の栄養士として働いてみて辛かった事は、 栄養科の全体像が分からないまま仕事をしなければならなかった事です。

もともと、私はこの病院には直営だし、栄養学で有名な病院でしたので、卒業までに病院勤務経験の経歴がほしかった事もあり、ここだったら勉強になるだろうとの期待をして入職しました。

しかし、実際には週5日出勤していましたが、学生でパート扱いの立場であった事もあり、1日中盛り込みのみを続ける、1日中仕込みのみを続けるという日々で、あまり勉強になるという事はありませんでした。

さらに私を困惑させたのは、 人間関係です。

栄養科だけで50人近くいたので、男性・女性の間に溝があり、女性同士でも派閥のようなものもいくつかあり、人間関係を見極める事は非常に困難でした。

特に大きいと感じたのは正社員とパートの待遇の差です。

給与面で差が生じるのは当たり前としても、休憩時間の休憩場所も分けられていてパートは休憩室に入れてもらえません。

私が学生で若造だったからというのが理由であれば納得もできますが、以前はこの病院の栄養科で正社員として働いていたけれども結婚退職して、家庭に入ったものの、子どもたちの手が離れて時間ができたため、パートとして働いているといった方でも休憩室には入れてもらえていませんでした。

実際の部屋の広さは私も入った事がないので分かりませんが、好意的に考えれば休憩室が狭いから、というのが締め出しの理由でしょうが、休憩になると手のひらを返したように正社員さんたちが先輩に当たる人まで含めてパートさんたちを冷遇するのが不思議でなりませんでした。

働く前と働き出してからのギャップ

入職時の面接では「1ヵ月は厨房業務を経験してもらうが、すぐに事務仕事を」というお話でした。

ところがー

  • 「分院の厨房でけが人が出た。復職するまでの間、本院からスタッフを派遣するのでその間、厨房業務を続けてほしい」
  • 「産休から復帰してきた人がいるのでその人にあなたにやってもらおうと思っていた事務仕事をやってもらう(産休の人がいつ産休明で復職してくるかなどは、私が入職する前からわかっていたはずです)」

ー等々、さまざまな理由を並べて事務仕事はまったく経験させてもらえませんでした。

厨房内でも1日中盛り込みのみ、1日中仕込みのみなど、栄養科の業務の「一部」を延々と繰り返すだけでした。

おそらく、このまま何らかの言い訳を続けてー

  • 厨房業務の一部のみを淡々と繰り返すだけで時間が過ぎて行ってしまいそうであった事
  • 事務仕事を経験させてもらえたとしても、1日中発注を続ける事
  • 1日中食事箋の処理をする・・・など業務の一部のみを教えてもらえるだけで、栄養科の全体像を見て勉強する事はできないだろうと感じた事
  • 自宅から少し遠方であり通勤が不便であった事
  • 先輩の口利きで別の大学病院でのお仕事を頂戴した事

ーなどから、3ヶ月程度で退職させていただきました。

病院に勤務して良かった事

専門雑誌等を拝見すると、大学病院勤務の方はキラキラとして見えますが、実際には単なる小さな「歯車」のひとつでしかないという現実を見せてもらえた事でしょうか。

日本中どこへ行っても知らない人はいないような大きな大学病院ですので、ここで正社員として採用され、偉くなればキラキラして見える方へ行けるのかもしれませんが、私を呼び出し、厨房業務を命じる上司の毎回の言い訳を聞いていると、仮に偉くなったとしてもさして大きな歯車にはなれず、小さい歯車でしかないのだなと、容易に想像できてしまいました。

すべてが自分の描いている「管理栄養士」の像とは明らかに大きなギャップがある事を学ぶ事ができた事が良かったと思います。

新卒の人、病院に転職を考えている人へのアドバイス

大学病院に運よく入職できたとすれば、友達からはうらやましがられると思いますし、給料も悪くないと聞きますので「歯車」として一生を終えるのも悪くないと思います。

「ブランド」という意味では、大学病院は最高のブランドなので、 そこで一生を終えるのも本気で悪くないと思います。

勉強しておく事

正社員として入りたいなら、入職希望者も多いですし、基礎知識・他の人よりも優秀な成績でなければ選ばれないと思うので、入職のための入試(?)用の勉強は必要だと思います。

反面、入職後は、栄養学の勉強はしなくていいのでは?とさえ感じます。

ポイント!!

入職後に必要になるのは、今思えば、栄養学の知識よりも、先輩後輩・上司部下などの人間関係をスムーズにするためのスキルのほうだったと思います。(これはどこの職場でも同じだとは思いますが、人数が多い分、気を使うべき場所が多いです。)

残念ながら、学生で若造だった私にはそれが読みきれず、3ヶ月で退職する事になりました。

こんな風に書くと、きっと「栄養学の知識はいるでしょ?だって、学会発表とかもあるじゃない!」と思う人もいると思います。

たしかに、大学病院に管理栄養士として正社員で入職し、上司に認められれば「学会発表を・・・」というような話も出るかもしれません。

しかし、残念ながら栄養科の上司たちも医師たちの「手足」でしかなく、学会発表についてはまったく知識がないようでした。

とりあえず、学会発表に食事の事が書かれているので名前だけ貸してね、という感じで栄養科の誰かが発表用の原稿を執筆しているという事はなかったようです。

まとめポイント!!

繰り返しになりますが、雑誌で見るような大学病院勤務のキラキラした管理栄養士は雑誌の中の作り物でしかありません。

今になって分かるのは、本当にキラキラした管理栄養士は患者様の隣でニコニコと笑っている人だったり、厨房でいかに食事を楽しんでもらおうかと、同じ建物にいながらも顔も見た事がない患者様に思いを馳せる事ができる人です。

「ブランド」を取るか、管理栄養士としての「思い」を取るか、もちろん両方採りできる人もいるのかもしれませんが、社会人経験ありで中途採用の管理栄養士を目指した身からみるとどちらかを選ぶしかないのかなと、そんな気がしています。

上記は個人の感想です。

すぐに選考に進むわけではありませんので、
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