老人保健福祉施設で実際働いて感じたこと

このコンテンツでは下記の方が対象です。

  • 老人保健福祉施設に就職を考えている方

対象者の方は続きをお読みください。

目次
PROFILE
  • L・E
  • 42歳
  • 3年

勤め始めのイメージ

学校で学んでいたイメージとして、栄養士はベッドサイドに赴き、嗜好調査や残菜調査を行い、また低栄養予防の為の栄養管理を行うということがメイン業務だと思っていました。

高齢者の栄養についてと、ニーハイキャリパー等での身体計測等もできるよう復習を行っていました。

介護度が高い人や胃瘻の高齢者は褥瘡を発生しやすいということから、褥瘡や経腸栄養についての学習もしていました。

勤めてからのギャップ

居室に赴き高齢者に関わるという意気込みで入職した日も楽しみ半分緊張半分で臨んでいましたが、とにかくひたすら現場(厨房)業務でした。

来る日も来る日も調理、盛り付け、切込み、洗浄業務ばかりで 入居者のいる居室に赴く時間など一切取れませんでした。

食堂は厨房から見える場所にあったので、配膳後片づけをしながら入所者が食べている様子を垣間見ることはできましたが、作業を行っている最中なのでゆっくり様子を見ることはできないことと、衛生管理上厨房の扉は締め切っていたので、入所者さんの声や会話は聞こえてくることがありませんでした。

一度現場責任者から食堂に喫食状況を見に行っても良いと言われ、早速食堂に出てみたのですが、介護度が高い入所者や認知レベルが低い入所者が多く、食事について質問したり声をかけても返事がなかったり会話が成立しませんでした。

また、異食やおむついじり等を目の当たりにしたときは少なからずショックを受けました。

学校で習わないこと

切込みをしている際に例えば大根80gを20gカットで4つ付けになるように切り分けると、「4」という数字は病院や施設では本人が分からない場合も家族が嫌うことがあるので5つ付けになるようにカットするよう言われました。

また、行事食の際に食事と一緒に付けるカードも、白黒の組み合わせなど縁起が悪く、いけないということで、濃紺などを使用するよう言われました。

白衣下の服装も華美にならないよう、色味を抑えたものにするように、ただし黒い色は暗い印象になるので好ましくないとも言われました。

髪型、仕事用シューズ等についてもあれこれ注意を受けました。

当然香水は禁止でした。 同期で他の施設に配属された栄養士は前髪もなるべく上げること、遅れ毛も禁止、ヘアアクセサリーも禁止と言われたと話していました。

その他高齢者と話をする際は耳元で大きな声でゆっくりは基本ですが、それ以外の場所では声のトーンを落として静かに話すよう言われました。

学生の頃は元気が良い事、声が大きいことは良い事のように言われていましたが、病院や施設では落ち着いた話し方をするようにと指導を受けました。

積極的な態度は出しゃばりと受け止められることもあるのだということも学びました。

むしろ消極的なくらいが控えめだと受け止められるようなことのほうが多かったです。

栄養士業務

給食委託会社の栄養士だったこともあり、栄養ケア・マネジメント等栄養管理業務に従事することはありませんでした。

栄養士としての仕事は行事食の企画、献立作成、発注、調理といったことでした。

施設雇用の栄養士であれば、栄養ケア・マネジメントで栄養管理計画書を作成し、ケアカンファレンスに参加することで高齢者の栄養管理に従事できるのかもしれませんが、給食委託会社の栄養士では委託されないこともようです。

給食委託会社の同期の栄養士の中に数人、栄養ケア・マネジメント業務も行っている栄養士もいましたが、ケアカンファレンスへの参加はできず、また家族への栄養ケア計画書の説明、同意取りは現場業務が終了してから・・・といった状態で毎日のように残業になると話していました。

施設により、業務内容に差があるという印象でした。

施設栄養士に求められるもの

ポイント!!

日々厨房業務は必須なので、調理スキルが高いほうが良いことは間違いありません。

また、嚥下食に関する知識は必須です。日本摂食嚥下リハビリテーション学会の嚥下調整食分類は必ず押さえておかなくてはならない知識です。

病院から施設に送付される患者看護サマリーや栄養サマリーには嚥下調整食分類のコード表記してあることがあり、その場合ケアマネージャーや社会福祉士等から自施設ではどの食形態に当たるか?といった問い合わせを受けます。

その際、スムーズに答えられるようにしておく必要があります。

また、転院の際、食事について病院や施設に問い合わせや連絡をする場合、 栄養士とやり取りを行う上で嚥下食についての知識がないと全く話になりません。

チェック!!

日々の業務では NSTに関する知識はあまり活用することはありませんが、転院の際など他施設とのやり取りの上では基礎知識は必要です。

老人保健福祉施設で良かったこと

ポイント!!

老人保健福祉施設で大量調理について学べた、腕を磨いたと言っても過言ではないと思います。

毎日の現場業務で、自然と食材の切り込みや下処理が早くなり、調理の手順や作業効率を学び、配膳のスピードが身につきました。

チェック!!

献立作成についても病院のように食糧構成に準じて作成する必要がなく、 治療食も殆どないので新卒で働くには働きやすいと感じました。

また、イベントが多いので行事食始めイレギュラーな献立を作成したり、調理したりすることもスムーズにできるようになりました。

特にイベントの際は時間との勝負

スピードを身につけるのにぴったりな職場です。

私自身は委託会社の栄養士だったので、栄養ケア・マネジメント業務には従事していませんでしたが、栄養ケア・マネジメントを行っていれば高齢者栄養についての知識と、他職種との関わりの中で幅広い知識を習得することも可能だと思います。

ポイント!!

また、介護保険についての理解を深められることは強みです。栄養士の資格を有しながらケアマネージャーの資格を取得した栄養士もいます

栄養士の繋がりが大事

まとめポイント!!

施設に複数名栄養士がいるところばかりではありません。

1名のみ配置の場合、分からないことは同じ職域の栄養士に相談するのが一番。

栄養士会に入会し、他施設の栄養士と十分に連携をとれるよう顔見知りになっておきましょう。

上記は個人の感想です。

すぐに選考に進むわけではありませんので、
お気軽にお問合せください。

1.キャリアアドバイザーからのサポート。あなたの条件にできるだけあった企業の紹介。入社までサポート。2.給料面などを代わりに交渉。直接的に言いにくい給料面の事や福利厚生のことなどを担当者があなたに代わって交渉します。3.すべて無料。面接対策から給料の交渉まですべて無料でサポートいたします。

関連リンク

エリアから求人を探す

関連 記事
HOME
お役立 情報
エリア 検索
求人 検索
条件 検索

施設へのご応募、問い合わせはこちらから

希望の求人を見つけたいなら
(登録無料)
転職エージェントの印象は?『栄養士の事よく知ってもらってます!』


HOME
に戻る


ページ
TOP