公開日:2015年12月21日

チアシード、アマニオイル食べ過ぎ × 流行食品3つの副作用

目次

はじめに

今年もいろいろな食べ物が流行しましたが、ダイエットに関係する食べ物は試してみたくなるものですね。でも、ほんの軽い気持ちで始めたら体調を壊したことはありませんか。

今回は、今年流行した食品のチアシード、ココナッツオイル、亜麻油の副作用をお教え致します。

お腹が痛くなった経験や下痢をしたことがある方などは必見です。

チアシードの副作用。

チアシードは、中南米原産のシソ科サルビア属の植物「チア」の種で、見た目はゴマより小さいく、食感もゴマに似ています。

食べ方としては、チアシードを一定の時間、水に浸してジュースに加えたり、ヨーグルトに混ぜて食べたりしまし。ゴマ同様にプチッとした食感を楽しむことができます。

チアシードには、食物繊維、必須脂肪酸、タンパク質(必須アミノ酸)、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が含まれており、栄養価の高さには驚かされたのではないでしょうか。

特に、豊富な食物繊維(約40%以上)は、血糖値の上昇を緩やかにする作用があり、食欲を抑え太りにくくする作用や、食物繊維によって便通も改善する効果があると言われています。

ところが、チアシードの食物繊維は、 グルコマンナンという水に溶けない不溶性食物繊維が大半で、水に溶ける水溶性食物繊維はほとんど含まれません。血糖値の上昇抑制に関係する食物繊維は水溶性食物繊ですので、チアシードにはその効果は期待できません。

また、不溶性食物繊維は便のかさが増し、便が出やすくなる便秘改善の効果もありますが、 食べすぎると、チアシードには水分を大量に吸収する特性があるために、逆に便が硬くなりがちになり、便を排泄しにくくなる可能性があります。

便は、適度な水分が無ければ体内からの排泄がスムーズにできません。

特に、チアシードを水に浸けないで食べていた方や、一度に大量に食べていた方(チアシードの目安量は大匙1杯程度と言われています)の場合、チアシードが胃や腸などにある体内の水分を吸収しすぎてしまい、便の排出をしにくくしてしいる可能性があります。

チアシードを食べていた方で便秘になった心当りのある方はいらっしゃいませんか。

ちなみに、チアシードを使用されている方で便の中にチアシードの粒がそのまま排出されていませんか?

チアシードらしい粒はありました・・・・・。

チアシードには豊富な栄養素が含まれていると言いました。しかしチアシードの粒は、噛み砕く、またはミキサーなどで細かくしない限り便にそのまま排出されます。そのため、含まれる栄養素は体内には吸収されません!

ココナッツオイルの副作用。

熱帯地方の海岸に繁茂するココヤシの実の核から採取した油で、白色ないし淡黄色で特有の匂いがあります1)

その効果・効能は、ダイエット効果、美容効果、アンチエイジングなど女性には嬉しいことばかりか、摂取方法もコーヒーに入れたり、ドレッシングに使ったり、パンに塗って食べたりと手軽に取り入れることができます。

また、ココナッツオイルに含まれる脂肪酸の主要成分は中鎖脂肪酸(含有量は64.3%)です。

中鎖脂肪酸は、一般的な植物油に比べ消化吸収が早く、他の油より速やかにエネルギーとして使われるのが特長2)で、太りにくく痩せやすい油として流行しましたね。

しかし、中鎖脂肪酸は体内で分解される際にケトン体(アセト酢酸+β-ヒドロキシ酪酸)という物質が生成されます。

このケトン体はアシドーシス(血液が酸性に傾く状態)で、糖尿病の方などが大量に摂取すると昏睡などの重篤な副作用を発症します。

また、ココナッツオイルに含まれる 中鎖脂肪酸は、一度に大量摂取すると吐き気や下痢を起こすことがあります。

コーヒーに入れて飲んだら気持ちが悪くなったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

それから、ココナッツオイルは元々は油。

つまりエネルギーが高い食品を忘れてはいけません。摂取の目安量とされている大匙1杯約12gのエネルギーは110キロカロリー。食べ過ぎると逆に太る可能性があります。

中には、ココナッツオイルの摂取量を1日当たり100gとしている情報もあるんだよね!

100gって言ったらエネルギーにすると921キロカロリー!成人の1日の必要とする1800キロカロリーの1/2の量に値することになりますね!取り過ぎは禁物です!

亜麻仁油(フラックスシードオイル)の副作用。

引用元 日本製粉株式会社

亜麻仁油は、亜麻の種子を圧搾して生成された、揮発性のある油で、脂肪酸であるα-リノレン酸などが多く含まれています。

α-リノレン酸は、エイコサペンタエン酸を経て、魚油に含まれるドコサエキサエン酸へと変化します。ドコサエキサエン酸は、ご存じの通り、血液のコレステロール濃度を低下させる効果などがあります。

しかし、一方でサラダ油などとは違い、亜麻仁油は熱や酸素に弱い油です。

熱や光、空気に触れる過程より亜麻仁油は容易に酸化し、有害性のあるトランス脂肪酸が生成されます。

トランス脂肪酸は、血中のLDLコレステロール(言わゆる悪玉コレステロール)へと変化し、LDLコレステロールが高くなり脂質異常症になる可能性もあります。

亜麻仁油の品質を保持するために開封後してからは暗く温度が低い冷蔵庫で保管し、3週間程度で食べきるようにしましょう。

また、亜麻仁油には剰に摂取すると便の状態が緩むということがあります(亜麻仁油の1日の目安摂取量は大さじ1杯~2杯程度(12g~24g)程度です)。

一度にたくさんの油を体内に取り込むと、胃酸が少ない傾向にある日本人では体の胃腸での代謝が追いつかないため、下痢になる可能性があります。

また亜麻仁油はコナッツオイルと同様に油だということを忘れてはいけません!

一般的な油は1gに対し9キロカロリーと栄養素の中では最も高いエネルギーがあり、度を越した場合は血中脂肪が高くなる可能性もあります。

まとめ

いかがでしたか。健康やダイエットに良いからと言って安易に過剰に摂取することで、逆に体の負担になりかねないのです。みなさん、流行りの食品を食べるときは、摂取量を守ってくださいね。

参考文献
桜井芳人、宇野博文:総合食品事典(第六版新訂版第7刷発行)、株式会社同文書院 P956
日清オイリオ
3)食品成分研究調査会:五訂増補日本食品成分表 第2版、医歯薬出版株式会社 P194-195

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