管理栄養士の各職域での求人倍率。倍率を知って対策をする

管理栄養士の烏丸さゆりです。
このコンテンツでは下記の方に向けてお届けします。
- 職活動中の管理栄養士、栄養士、学生
対象者の方は続きをお読みください。
管理栄養士、栄養士として就職活動を行ううえで各職域の求人倍率を把握しておくと良いでしょう。
どの程度の求人倍率かを知ることでできる対策をしましょう。
各職域の求人倍率
【病院】
直営の病院栄養士採用はとても人気で 求人倍率はかなり高率 です。
- 地域
- 規模
- 仕事内容
- 設置者(公立、民間)
- 機能(一般、療養)
- 募集時期等
によっても状況は大きく異なりますが、 5~50倍程 度の求人倍率と考えて良いでしょう。
ただし、産休代替要員等契約社員としての採用の場合求人倍率が低いこともあります。
栄養士の中でも病院栄養士は花形とも言われ、厳しいけれど一番栄養士らしい仕事ができるイメージが強いため人気の職域だと思われます。
【老人保健福祉施設】
病院同様直営の栄養士採用は、病院栄養士ほどではありませんが人気が高いです。
給食部門を委託しているうえに直営での雇用となると、厨房業務に従事しないケースが多い(早番遅番勤務がないことが多い)ことからより人気があります。
3~10倍程度 と考えましょう。
【食品メーカー】
保育園の栄養士に応募するのは殆どが新卒の栄養士、それも短期大学卒業が多いです。
調理、盛り付け業務がメイン業務となるうえに、保育士さんのような仕事もしないといけないという保育園も多く、また給料の割に仕事がキツイという職場も多く、離職率が高い職場とも言えます。
最近は「食育」に対する取り組みも熱心な職場も増えてきてはいますが、園長や理事長などトップの意識次第というところもまだ大きく、保育園の中での 栄養士の位置づけは決して高いものではない ようです。
【給食委託会社】
食品メーカーでの栄養士の募集は、募集自体があまり多くないうえにとても人気の職域です。
求人倍率は 10~50倍 、大手の食品メーカーは 100倍超えとも200倍超え とも言われています。
栄養士になりたいという夢を持っている人も様々なタイプがあります。
進路として大きくは栄養指導や栄養管理、食育など人と関わりながら健康管理に貢献していきたいと考える人と、どちらかと言うと人と関わらず「もの」を対象とし、研究、実験、開発を行っていきたい人とあります。
まとめポイント!!
このように各職域によって求人倍率はその時々の条件や土地、規模、募集時期等によってかなり幅があります。
また、
同じ職域であってもその施設や企業の人気によっても異なります
ので、あくまでも上記は参考までにしてください。
求人倍率やその理由を知ることで、自分にできる就職活動対策をしてみましょう。
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