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筋肉BCAAと肝臓の解毒の仕組み

筋肉の組織は、アクチンとミオシンというたんぱく質でできています。

このアクチンとミオシンの主成分は「ロイシン」、「イソロイシン」、「バリン」の分岐鎖アミノ酸です。

ほとんどのアミノ酸が肝臓で代謝されるのに比べて、分岐鎖アミノ酸は主に筋肉と脳で代謝され、運動をするときにエネルギーとなるアミノ酸群です。

筋肉組織を維持するためにも分岐鎖アミノ酸を多く摂取できる食品を食べることが必要となります。

分岐鎖アミノ酸を多く含む食品としては、まぐろやかつおなど赤身の魚、レバー、赤身の肉、卵、大豆製品、牛乳を摂ることをお勧めします。

第1~6回目はサルコペニアを中心にお話ししてきました。

サルコペニアはどのような人がなりやすいのか?

第28回の管理栄養士国家試験で「サルコペニア」に関連があった問題

「分岐鎖アミノ酸」と言えば、肝硬変との関係が頭に浮かぶと思います。

それにつきましては、7回目以降にお話ししたいと思います。

まずは、肝臓の働きから入って肝硬変や肝不全についてお話ししたいと思っていますので、楽しみにしておいてください。

肝臓解毒

肝臓の働きは大きく分けるとー

  • 「解毒作用(尿素の生成)」
  • 「胆汁の生成」
  • 「養分の流通(エネルギーの貯蔵)」

ーが挙げられます。

1つずつ詳しくお話ししたいと思います。

解毒作用には、オルニチンサイクル(尿素回路)が大きく関わっています。

例えば体にとって余分なたんぱく質は、アミノ酸からアミノ基がとれてアンモニアが作られます。

アンモニアは有害な物質なのですが、尿素回路で無毒な物質になり、尿素となり尿中に排泄されます。

では「オルニチン」とは何か詳しく説明します。

オルニチンは、遊離アミノ酸の1種であり、たんぱく質から摂取されたオルニチンは腸で吸収されて、主に肝臓に移行します。オルニチンサイクルの一部を構成している物です。

円滑な解毒作用を行うためにも、充分なオルニチンを肝臓に蓄えておく必要があります。

簡単に言えば健康な肝臓にしておくということです。

肝臓の機能が著しく低下すると「アンモニア臭」がするのは、オルニチンなどが肝臓に蓄えられず、尿素回路が円滑に行われずに体内にアンモニアが蓄積されるからです。

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