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臨床栄養学の過去問解説と出題のポイントや
勉強法ガイドライン変更点



ここでは臨床栄養学のー

ーこれらを解説します。

臨床栄養学の出題傾向

今年度から 臨床栄養学の出題者が一部変更になったことより、出題傾向が例年に比べて変更になっています。

疾患・病態別栄養ケアマネジメントは疾患全般から出題されている。幅広く勉強をする必要がある。

  • 栄養障害
  • 肥満と代謝疾患
  • 消化器疾患
  • 循環器疾患
  • 腎・尿路疾患
  • 内分泌疾患
  • 神経疾患
  • 摂食障害
  • 呼吸器疾患
  • 血液系の疾患
  • 筋・骨格筋
  • 免疫・アレルギー疾患
  • 感染症
  • クリティカルケア
  • 摂食機能障害
  • 乳幼児・小児の疾患
  • 妊産婦・授乳婦の疾患
  • 老年症候群

その他の項目。

  • 医療・介護制度の基本
  • 栄養アセスメント全般
  • 経腸栄養補給法
  • 静脈栄養法
  • 薬と栄養・食事のとの関係
  • 問題志向型システム

ーと多岐に亘る。

臨床栄養学の分野の勉強の最重要箇所勉強が苦手な人、
捨てても良いかしれない分野得点を取る為の勉強法

臨床栄養学の勉強で押さえておくべき所は以下2点は必須です。

  • 疾患のガイドラインが変更になった部分
  • ここ2年出題されている箇所

解剖生理学や 基礎栄養学 が理解できれば、疾患・病態別栄養ケアマネジメントが解答できることから高得点の取得が見込める。幅広く知識を求められる分野ですが、 臨床栄養の意義と目的はここ数年、出題がありません。

管理栄養士の臨床栄養学では自分が得意とする疾患を見つけて覚えると自信がつき他の疾患も覚えやすいでしょう。解剖生理学や基礎栄養学と一緒に学習すると一連の流れが理解しやすいと思います。臨床栄養学国家試験の 過去問題 を1日2問、理解していくと1か月で60問理解したことになります。

臨床栄養学の覚え方や語呂合わせ

臨床栄養学における語呂合わせの例です。

ビタミンの欠乏症について

    ビタミンB2

  • 兄さん校内でも資質がある。
    B2の欠乏症は口内炎脂質代謝に関係があるビタミンです。
  • ビタミンB6

  • ろくでもない網野さん。
    B6アミノ酸代謝(たんぱく質の代謝)に関係するビタミンです。
  • ビタミンB12

  • ろくでもない網野さん。
    B6アミノ酸代謝(たんぱく質の代謝)に関係するビタミンです。

臨床栄養学で出来る仕事内容や解決出来る事

病院やクリニックで働く管理栄養士は臨床栄養学が理解している方が良いと思います。例えば、糖尿病患者さんはなぜ砂糖を摂りすぎると問題になるのでしょうか?答えは血糖値が上昇するからです。

糖尿病は血糖値が高くなる疾患です。ではなぜ砂糖を摂取すると血糖値は上昇するのでしょうか?その理由は、砂糖は2糖類(ブドウ糖+果糖)でできている食品です。血糖値の糖はブドウ糖です。砂糖をたくさん摂取すると血糖値が上昇することが理解できます。

糖尿病の患者さんは上昇した血糖値も元に戻りにくいことがあります。そのため、食後に血糖値が上昇しやすい食品は控えめに摂取することになります。

この患者さんが良い状態なのか悪い状態なのか?検査値の基準値などが理解できていないと栄養食事指導はできません。

特定保健指導 でも管理栄養士は活躍しています。指導する場合、メタボリックシンドロームの診断基準は覚えておく必要があります。内臓脂肪型肥満を見つけるためにウエストの周囲を測定するのですが、なぜ内臓脂肪型肥満が悪いのでしょうか?

脂肪細胞と関連しています。1例として、遊離脂肪酸との関係をみてみましょう。メタボリックシンドロームにおける高遊離脂肪酸はインスリンの抵抗性増悪や脂肪毒性を発揮するともいます。 脂肪細胞が多くあり過ぎると体にとって良くないということです。

臨床栄養学の関連資格

臨床栄養師

臨床栄養師とは、人間栄養学に基づいた臨床栄養の知識、技術およびマネジメント能力を習得し、栄養ケア・マネジメントの質の向上に努めることのできる能力を有している管理栄養士です。

なお、臨床栄養師資格取得者は、 病院における栄養サポ-トチ-ム加算の専任および専従配置になることができます。

活躍できる職場は病院や老人保健施設などがあります。受験資格はホームページ(臨床栄養師)をご確認ください。栄養士は取得できませんが、管理栄養士は研修終了後、認定して頂けます。

サプリメントアドバイザー

日本臨床栄養協会の日本サプリメントアドバイザーは、日本臨床栄養協会の会員であることが条件となります。健康志向が高い現在、サプリメントなどの情報が錯綜しています。

専門的な正しい知識でアドバイスを行うことができます。最近、調剤薬局では、管理栄養士の募集が増えています。 資格取得のためには通信教育などの研修があり、試験もあります。 詳しくは、 日本サプリメントアドバイザー認定機構– 日本臨床栄養協会 をご確認ください。

NST専門療法士

日本静脈経腸栄養学会栄養士部会の目標はー

  • 経口・経腸・静脈栄養を統合できる栄養管理能力
  • ガイドライン(エビデンス)に基づいた臨床栄養管理の実践
  • 集中治療室、重症患者への栄養サポートに対応できる管理栄養士の育成

ーです。管理栄養士は取得可能な資格です。 この資格を取得すると病院における栄養サポ-トチ-ム加算の専任および専従配置になることができます。

活躍できる職場は病院や老人保健施設などがあります。この資格は日本静脈経腸栄養学会の会員でないと取得できません。詳しくはホームページをご確認ください。

まとめ

これらの資格は、 5年ごとに審査 がありますので(資格により基準は異なります)、取得したからといって安心はできません。

病院で働く管理栄養士の皆さんは、臨床栄養師かNST専門療法士(その他に類似する資格として日本栄養士会のTNT-Dなどもあります。)のどちらかは取得しておく方が良いと思います。

類似する資格は1つで十分です。その理由は、筆者が臨床栄養師、NST専門療法士およびTNT-Dを取得していますが、継続するだけでそれなりの時間とお金は必要となります。

現在、 病院が自分のフィールドではないことから、この資格を継続するかどうか迷っていますので、現状必要なのかどうか考えて取得することをお勧めします。

ガイドライン変更で変わった点。臨床栄養学

社会・環境と健康、公衆栄養学を中心とする5問と、人体の構造と機能及び疾病の成り立ち、臨床栄養学を中心とする5問を応用力試験に含めることになっている。

応用力試験など栄養管理を実践する上で必要な思考・判断力、基本的な課題に対応する能力を評価する問題は、最も適切なものを問うこととする。

これらのことを考えますと、 断片的な覚え方ではなく、基礎力がベースにあって読み解いていくことが重要となります。 文章にまどわされず、何をと問われているのかを考える力が必要になります。

今までの応用力問題の一字一句を覚えるのではなく、問題のポイントを掴みとることが重要となることから、基礎力が必要 となります。

新ガイドラインに変わるにあたり気をつけるポイント

過去に出題された良質な試験問題は、 文章のことばなどを変更して出題されます。この部分は以前からの変更はないということです。 同じ問題は出題されないけれども、よく似た問題は出題されるということです。

毎年出題されている問題は、良質な試験問題ということになります。ここ1~2年の傾向を分析する必要があります。

参考書などでも分析が加えられている物もあります。よく出題される問題は間違ってはいけない問題です。 いろいろの点からではなく、面から覚えることが重要となります。

新ガイドラインに変わるにあたり気にしなくて良いポイント

基本的には、勉強法は 従来通り、 基礎科目から抑えていくことをお勧めします。 人体の構造と機能及び疾病の成り立ちを勉強した後に臨床栄養学を学習して一連の流れ で覚えると理解しやすいのだと思います。

最近あったことですが、私は大学で臨床栄養学を教えています。学生が解剖生理学と同じ臓器のところをしているので、「解りやすい」と言ってくれていました。

解剖生理学が理解できていることがベースにあるからこそ、臨床栄養学が理解できたのだと思います。このように管理栄養士国家試験では 科目を横断的に捉えると効率よく学習ができるのだと思います。

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