管理栄養士国家試験の社会人の勉強法と対策。
勉強時間やノートのとり方
このコンテンツでは下記の方が対象です。
- 管理栄養士国家試験の勉強方法を知りたい人
対象者の方は続きをお読みください。
先生、中々思うように勉強が進まないよ~
あら、それは大変ね。どの辺が困ってるの?
私は働いているから中々、勉強をする時間が作れなくて・・・
なるほどね。
栄養士や社会人は勉強法には困っている人多いから 具体的にどう勉強を勧めればいいのかを説明するわ!
管理栄養士国家試験ってどんな勉強法で行えば1番効率的か分からないですよね?特に既卒者(社会人)で 数年以上離れている人は必修科目が変わり私たちは勉強していない科目があるからどう勉強したらいいの? こんな風に感じていませんか?
それは管理栄養士を独学で学ぼうとしている人もそうでしょう。ここでは以下について解説します。
これらを解説します。
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管理栄養士国家試験の効率の良い勉強法
まずは管理栄養士国家試験の勉強法として大事な事は4月~10月までの間に 過去問 5年間に出題された問題を3回解答しましょう。
1回目
一気に問題を解いてみる事です。そうする事で…
- 自分が200問を解答するのにどれくらいの時間を要するのか
- どれくらい理解ができているのか
…を知る事が出来ます。ここで、 誤った問題をノートに「成文化」します。 この時は、参考書、教科書などを用いて行います。
2回目
解答後、1回目と2回目とも誤っている問題は理解できていないことになります。 自分の弱点の問題や範囲を知ることで重点的に復習ができます。 誤った問題は、もう一度「成文化」を行い、 理解するまで勉強を積み重ねることをお勧めします。
後期は、 模擬試験 などを利用して国家試験の傾向を知ることが必要です。 勿論、模試試験終了後は、誤った問題については、「成文化」をします。 勉強に逃げ出さずに勉強を積み重ねることがやはり大切です。
他、24時間ルールは使えるでしょう。前日に勉強が終了した時間から、 24時間以内に勉強に向かい癖づけをすることが重要です。
管理栄養士国家試験を合格するための勉強時間(特に既卒者)働きながら管理栄養士になる時間の使い方
管理栄養士国家試験に合格するための対策としては、
- 「絶対量」
- 「質」
の勉強が必要になります。
まず、 1日の24時間の内、管理栄養士国家試験勉強に何時間取れますか? 働きながら管理栄養士を目指す既卒者の方で仕事や家の事をしながら国家試験に挑戦するには、 自分の時間管理が重要となります。
働きながら管理栄養士を目指す場合、休みの日、通勤時間をどう有効活用するかがポイントです。
通勤時間の電車やバスの時間も有効に活用して 1日3時間(最低)の勉強が必要と考えます。 また、休日には、3時間以上の勉強量が必要です。
通勤時間は動きながら学習する事になります。
従来の勉強法の単語帳を使うのも1つの方法ですが、おススメは音声です。音声は繰り返すことで暗記に非常に適しています。
今ではスマホで映像も見れ、音声も聞けることが出来る講座もあります。
働きながら目指しますから昼休みにも手軽に勉強を再開できる事はポイントとなります。
後半は質に重点 をおきます。国家試験問題の出題数の多い科目から、実施していきます。 暗記 をしなければならない栄養教育論や応用栄養学は、最後にしておくと良いでしょう。
ノートのまとめ方と実務を積みながらの勉強法
管理栄養士国家試験の勉強法の中でノートのまとめ方は非常に重要でしょう。 よく陥りがちな失敗のケースは大学ノートのように綺麗に自分でまとめようとすることです。
これは色んな要素が不足してしまいます。 管理栄養士国家試験は単体の問題もありますが、ほとんどが繋がっています。 この繋がりを如何にして暗記していくかが 合格には重要です。
ノートは自分で作るのではなく参考書や問題集に書き込み繋がりを意識しながら余白に書き込んでいく。 この時にこれは何と繋がっているかを考えながら書き込む。 1色ではなく赤字など色んな色を使いまとめていく。そうすることで理解が深まります。
問題の横に自分の理解度を示すものを書き込むのも重要です。 よく勉強が苦手な人は理解しないうちに次に進んでしまいます。 管理栄養士国家試験は基礎が非常に重要です。 という事は解けない問題をそのままにしておかない事。
附箋などでチェックしておくことで後に復習ができ曖昧だった問題が理解できるようになります。
参考書や問題集は項目ごとに分かれています。 そう考えると自分でノートを作るより効率的ですし単語帳代わりにも使えるのです。 ノートを活用し合格した人は試験直前には自分で作ったこの参考書のノートを持参する人が多くいます。
一方、机上以外でも勉強はすることは可能です。
働きながら管理栄養士を目指す社会人の栄養士はいかに時間を確保するか。暗記は机の上以外で覚えます。
少ない時間をどう有効活用するのか。 この点から考えると実際に栄養士として働いている事を活用すれば項目の繋がりが分かったりします。 これはあなたの職場が何であろうとその分野と通じる項目はあるはずです。
病院であれば臨床栄養学、給食であれば給食経営理論など。意識を立てる事が大事。 分からない所も実際に働いている管理栄養士や看護師や医師に聞けば解決します。
繰り返しますがいかに時間を作ろうとするのか、いかに合格の為の勉強をするのか、と自問自答してみましょう。
勉強で気をつけることよく陥ること
管理栄養士国家試験の対策の勉強で気をつけることは、 新しいガイドラインと旧のガイドラインの違いを覚えることです。
どこがちがっているのか?しっかり考え理解することが必要となります。 この部分は国家試験に出題されやすいので、覚え直すことが重要となります。 あと、間違って覚えないということです。間違って覚えるとそれを訂正することに時間が費やされます。
最初はゆっくり丁寧にことばの意味を理解しながら文章を読むこと も重要なことだと思います。
例えば、分岐鎖アミノ酸=バリン、ロイシン、イソロイシンに言葉が違って出ても同じと理解しておくことです。 国家試験は同じ問題は出題されませんが、言葉を変更して出題されることがあります。
よく陥ることは、 自分が苦手とする科目を後に回しがちにすることです。 人は自分が難しいと感じていることから逃げる傾向にあります。
いつかは、しないといけないのであれば、不安な気持ちを長く持ち続けるより、 少し得意になったと自信をつけて欲しいと思います。 理解できることが多くなれば、自分を褒めて欲しいと思います。
管理栄養士国家試験のセミナーを上手く活用する
自分が苦手とする科目は誰もがあります。 国家試験に合格するためには、この苦手科目を克服してこそ合格への早道です。
セミナーなど管理栄養士国家試験対策講座などを活用して苦手科目から得意科目になることで 管理栄養士国家試験に合格率 が高くなります。
優先すれば良い科目
前期には、基礎的な科目(たとえば解剖生理学、生化学、病理学など)をマスターすることで、 応用部分(臨床栄養学など)は理解できます。
苦手な方も多い科目ですが、基礎が解れば臨床栄養学などは、理解しやすいでしょう。 臨床栄養学は国家試験200問中30問(15%)出題されます。 臨床栄養学に強くなると応用栄養学も強くなります。
そのためにも、基礎的な科目は 10月まで には抑えておかなければいけないということになります。 基礎科目は解らないまま置いておくのではなく、解るまで調べることをお勧めします。 そのためにも自分に合ったテキストが必要になるのです。
どれも大事ですが、特に臨床栄養学は病院で働く際には大事になってきます。
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まとめ
1年間は、毎日、机に向かって管理栄養士国家試験の勉強法を積み重ねます。 種から花を咲かすためには、毎日の水やりをかかせません。 毎日、コツコツと管理栄養士国家試験の勉強をすることが、管理栄養士になる早道です。 それが唯一の管理栄養士国家試験対策です。 勉強をすることは、自分の知識や知恵を広げることにもなります。
どう、少しは役立った?
うん、特にノートのとり方は間違ってたわ。
そうね、その辺、よく間違っている人多いわね。これだけでも気を付けるとすごく違うわよ。
1日3時間はやっぱり勉強する必要があるんだね。
そうね。何となく勉強して、年末くらいからやっても間に合わないのが現実ね。
くっ、見破られてる・・・